2024-08-26
輪読会を開催してみた
はじめに
こんにちは、H2開発グループのkcscarrot-shinomiyaです。
今回社内のメンバーで初めて輪読会を開催したので、やり方や感想をまとめたいと思います。
輪読会とは
複数人で1つの技術書を持ち寄って集まり、読み合わせをする会のことです。
輪読会のやり方
輪読会の形式には大きく分けて3つの形式があります。
- 発表会形式
担当者を持ち回りなどで決め、担当者が事前に読んで資料などを用意し、当日発表を行う。- メリット
- 担当者以外は準備が必要ない
- 事前にまとめた資料があるため理解がしやすい
- デメリット
- 担当者の負担が大きい
- 参加のハードルが上がる
- メリット
- ディスカッション形式
事前に呼んできて各自が気になった点についてディスカッションを行う。- メリット
- ディスカッションメインで行える
- 資料作成までは必要ないので事前準備の負担は軽くなる
- デメリット
- メンバー全員が事前に読んでくる必要がある
- メリット
- 読書会形式
その場で読み、気になった点についてディスカッションを行う。- メリット
- 事前準備が不要
- 参加のハードルが低め
- デメリット
- 当日読む必要があるのでディスカッションなどの時間が不足しがち
- 1度に読み進められる量は少ない
- メリット
採用した輪読会の進め方
読書会形式で実施しました。
初めて開催するということもあったので、なるべく参加のハードルを下げたかったのでこちらの形式を採用しました。
やはり参加にあたって事前準備が必要となると負担になるのでお試しということもあり気軽に参加しやすいやり方にしました。
実際の進め方
- 輪読会に使用した本
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研鑽Rubyプログラミング―実践的なコードのための原則とトレードオフ
お試し会ということで今回は私の方で本を選定し興味のあるメンバーを募集する形にしました。
私の部署ではRubyを使った業務を行っているメンバーがほとんどなので、まずはRuby関連の本を選びました。
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研鑽Rubyプログラミング―実践的なコードのための原則とトレードオフ
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HackMDを使ってメモだったりディスカッション内容だったりを共有
- 複数人でMarkdownの共同編集が可能なツール
- 時間を決め該当箇所を黙読(10分)
- 気になった個所などは必要におじてメモをとる
- ディスカッション(10分)
- 黙読とディスカッションを2,3セット実施
やってみて
- 事前準備は不要だったので負担は少なかった
- 人によって読み進める速度が違うので1度に読む分量を決めるのは少し難しかった
- 1度に読み進められる量は少なめなので1冊読み切るには時間がかかる
- ディスカッションがあることで1人で読むよりも深い理解が得られた
- 自分とは異なる視点からの意見が聞けて新たな気付きがあった
おわりに
輪読会を実施する中で、普段の業務と比較して考えたり、議論したりすることがありました。
普段は別々のプロジェクトで業務を行っているメンバーが集まったので、
様々な観点から議論ができ本を読むことで得られる知識以外の知識も得られたのが良かったです。
初めてということで進め方等には戸惑うところもありましたが、試行錯誤しながら進めていくのも面白かったです。
また、1つのコミュニケーションの場としても良かったのではないかと感じました。